高深度まで測定可能
一測線あたりのパルス波の輻射回数を8回にし、受波信号を高速加算平均化処理することにより、ノイズを除去して450mm(EZ)までの高深度探査を可能にしました。
WORKS
非破壊検査 コンクリート構造物内部調査
電磁波をコンクリートの表面から内部に向けて放射し、対象物からの反射信号をキャッチする事により、対象物の位置や深さを画面表示しプリンタ・コンピュータなどへ記録します。
マイクロ波帯の電磁波が媒体中を一定速度で直進する性質を利用して、物標の位置を検知する方法です。
一般には船舶用・航空用・気象用・雨量用などいずれも空気中の種々の分野でこの方法が用いられていますが、コンクリート内部や地中内部などにもこの電磁波レーダ法が応用されています。
元来、コンクリート内部や地中では電磁波は遮蔽媒体として考えられていますが、数cm~数mmのきわめて浅い所までは透過可能で、この領域では電磁波レーダ法が利用可能です。
電磁波はX線(レントゲン)などの放射線と異なり、放射線障害の危険はなくかつ非金属固体中も伝わりますが、媒体が金属の場合は表面で全部反射され金属の中には入っていけません。
一測線あたりのパルス波の輻射回数を8回にし、受波信号を高速加算平均化処理することにより、ノイズを除去して450mm(EZ)までの高深度探査を可能にしました。
縦横メッシュ状に2D測定し、それらを合成して3D画像を作成する機能を搭載しています。
2D山形波形を一つの点に集点させる機能を搭載しています。
浅部から深部まで全深度を自動で理想の感度に調整いたします。
自動計算機能により比誘電率を自動算出いたします。
NJJ-105は、設計図書などに基準機種として記載されている、電磁波レーダ法による鉄筋探査機のスタンダードタイプです。
NJJ-200は、ディスプレイにスマートフォンを使用することができます。これによりり過酷な現場でも画面が見やすく作業性が向上しました。
表面波除去処理をリアルタイムに行い、スピーディな測定が行えます。
固定表面波に加え、測定中のデータによる表面波設定が可能で、簡便操作と高精度測定を兼ね備えています。
自動測定後XYカーソルにより、鉄筋などの位置・深さの読取り・記録ができます。(最大7点)
BAモード表示例
垂直断面図と波形表示の両表示により、
深度を正確に測定できます。
また、反射対象物の種類(鉄筋、空洞など)の
推定も可能です。
画面マーカー表示例
画面マーカーの設定により、
最大7点までの距離と深度を表示できます。