アンカー工事とは、コンクリート構造物(母材)に機器・耐震補強部材などをアンカー筋で取付ける工事を意味します。これらの機器・耐震補強部材などが初期の性能を十分に発揮するためには、安全かつ確実で的確なアンカー施工が必要になります。 建築分野では、削孔(下穴)と定着工(接着)をセットであと施工アンカーと呼ばれています。また、土木分野では、アンカー筋のサイズが大きいため、削孔(下穴)と定着工(注入工)は別工種に分類されています。
あと施工アンカーの種類
「あと施工アンカー」は材質・固着方式・施工方式などにより細かく分類されます。それぞれの特長を踏まえた上で現場環境を考慮し、取付け物に最適なアンカーを選定しなければなりません。特に材質選定には注意が必要で、塩害地域など錆やすい環境ではステンレス製アンカーが使用されています。