電磁波レーダー法

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コンクリート構造物を壊さずに内部の鉄筋や電線管などの位置を探査したり、配筋状況を調査します。電磁波をコンクリートの表面から内部に向けて放射し、調査対象物からの反射信号をキャッチする事により、調査対象物の位置や深さを画面表示し記録します。

施工例

コンクリート内部の鉄筋探査/アンカー施工前の鉄筋探査

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    最大深度600mmの測定が可能な
    ストラクチャスキャンSIR-EZ XT

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    狭所・壁際の探査に最適な
    超小型キューブアンテナ

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    電線管判別ユニットを使用すれば
    鉄筋直下の活断線探査に威力を発揮

  • 壁内の鉄筋探査 ストラクチャスキャンSIR-EZ

    壁内の鉄筋探査
    ストラクチャスキャンSIR-EZ

  • 壁内の鉄筋探査 RCレーダーNJJ-200

    壁内の鉄筋探査
    RCレーダーNJJ-200

  • コア穿孔前の鉄筋探査 RCレーダーNJJ-105

    コア穿孔前の鉄筋探査
    RCレーダーNJJ-105

  • 鉄筋を避けてのコア穿孔

    鉄筋を避けてのコア穿孔

地中内埋設物・埋設管の調査/道路下・床下の空洞調査

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    ユーティリティスキャンスマートでの地中探査

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    学校グランドの地中埋蔵物の探査

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    ストラクチャスキャンでの地中探査

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    内視鏡による空洞調査

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    内視鏡で観た空洞状況

動画

特長

電磁波はX線(レントゲン)などの放射線とは異なり、人体への悪影響がないので、病院などでも安全に作業ができます。

電磁波レーダー機器による探査方法

探査機の底面中央付近のアンテナよりレーダー波(パルス波)が放射状に放出され、対象物(鉄筋など)に反射して同じ位置にあるアンテナに戻ってきます。 進行方向へ探査機を移動しながら対象物からの反射信号を受け、エンコーダと組合せ鉄筋位置を表示します。
※アンテナ部は探査機のほぼ中央にあり、壁などの障害物がある場合、本体中央部までの距離(100~120mm)は探査ができません。

探査結果が山形波形になる原理

探査結果が山形波形になる原理

  • 伝搬距離の1/2(片道)の長さを記録し、山形波形の頂点(2)が対象物(鉄筋など)の中心となります。

電磁波レーダー機器での探査困難な場所

[特長] ストラクチャスキャン

  1. コンクリート内の鉄筋探査・配筋探査だけでなく、非金属管・空洞などの探査から舗装や床版厚さの測定といった様々な用途に使用可能
  2. 水平・垂直分解能に優れているため、鉄筋コンクリート内の密集配筋や空洞・ジャンカなどの位置と深さを正確に探査可能
  3. 通常の2D断面表示に加え、本体画面にX線(レントゲン)のような3D可視化表示も容易な探査機

SIR-EZ XT【周波数2700MHz】

最大探査深度600mmとコンクリート内部の鉄筋探査はもちろん、非金属管(電線管・配線・塩ビ管)・厚み・空洞・クラック・土砂化なども探査可能
また、高分解能と高深度の相反する性能を両立させたことにより、表層から低層まで鮮明な画像として表現することが可能

SIR-EZ【周波数1600MHz】

最大探査深度450mmと鉄筋探査機としては深い所の探査を得意とし、通常の工場などの土間の探査やその下の空洞の調査にも有効

SIR-EZ HR【周波数2600MHz】

最大探査深度300mm ながら、水平・ 垂直分解能に優れ、コンクリート内の密集鉄筋や空洞・ジャン力などの位置を正確に探査

視えないが視える!非破壊検査の探査報告書

弊社がご提出する探査結果の報告書は、電磁波レーダーの書類作成ではNO.1を誇るソフトウエアを使用しています。これは多機能電磁波レーダーのストラクチャスキャン機の多様な用途に対応するためです。
特に、3D探査モードでは複雑な配筋や配線も3D探査で行え、簡単に立体表示されたデータをご覧いただけます。

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    3D探査モードで3D可視化!
    複雑な配筋、配線も3D探査で解決。

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    今まで表示できなかった3D探査データが2Dデータから簡単に立体表示。

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    ご提出する報告書の一例。

[特長] ハンディーサーチ

  1. NJJ-105は設計図書などに基準機種として記載されている、電磁波レーダー法による鉄筋探査機のスタンダードタイプ
  2. NJJ-200はディスプレイにスマートフォンを使用
  3. 表面波除去処理をリアルタイムに行い、スピーディな測定を実現
  4. 自動測定後XYカーソルにより、鉄筋などの位置・深さの読取り・記録が可能

用途

  • コンクリート内部探査
  • コンクリートアンカー分野
  • コア抜き分野
  • 空調設備・電気設備工事分野
  • ビルなどコンクリート構造物改修分野
  • コンクリート構造物調査・耐震診断分野
  • ガス工事分野
  • 設計事務所分野
  • 電線管(CD管など)探査
  • 床版厚さ測定
  • 空洞・空隙探査(ジャンカ・クラック・ひび)

対象物

  • コンクリート構造物の壁や床の鉄筋探査
  • 土木構造物の橋脚などの鉄筋探査
  • アスファルト舗装厚測定
  • 橋梁・壁・塔・トンネル・ベランダ・ガレージ・デッキなど

地中内埋設物・埋設管の調査/道路下・床下の空洞調査(空洞探査)

[特長]ユーティリティスキャンスマート

  • ユーティリティスキャン スマート は地下埋設管探査に適した簡易型地中探査レーダーシステム
  • 今まで見えなかったものが見える様になり、 軽量・小型(わずか15kg)で狭い場所でも探査可能
  • 専用ソフトを使用することで迅速な報告書の作成可能
  • 電線管判別ユニット内蔵で地中などに埋設されている活電線が探査可能
  • 350 MHzアンテナ搭載により、ノイズを大幅に軽減S/N比信号を改善し、微弱な電波を増幅させ、地表面近くの解像度が高く、かつ探査深度が可能
  • 自動ゲイン調整で設定を繰り返し変更する必要がなくなり、探査作業時間短縮

対象物

・滑走路・堤防・護岸調査・地質調査・土壌環境調査・遺跡調査

用途

  • 地下埋設物・埋設管ケーブルなどの調査や空洞探査
  • コンクリート構造物の鉄筋探査や維持・管理

空洞位置(面積)をデータから計測する

地中内部探査機の場合は地表を実走させ、データを採取・分析いたします。解析結果によりおおよその空洞部の位置や深さが特定可能となります。

地中などの活電線が探査可能

電線管判別ユニット内蔵で、今まで以上に活電線の正確な位置を示すことができ、信頼のおけるデータ採取が可能となります。

電線管判別ユニットを搭載した電磁波レーダー機器の探査結果

空洞内部状態を観察する内視鏡検査

地中の内部など、人間の目が行き届かないところの高精度な観察を実現します。透過した物質と表面で反射する異なる比誘電率を持つ物質の電磁波の原理を利用した方式です。 地中内部探査機は地表から地中に向けて照射し、空洞部や埋設物からの反射信号をキャッチする事により、位置や深さを探査することが可能です。
空洞部のより高精度な解析結果を実現することが可能なのが、内視鏡を利用した観察があります。「内部の様子を肉眼で見るのと同様に僅かな隙間から観察を行える」それが内視鏡を利用した空洞探査の大きな特長です。人間の目が行き届かない地中空洞部へ、直接カメラを挿入して簡単に観察できるため内部状況を把握することが可能です。

内視鏡による空洞深度を実測

穿孔にて内視鏡用とスケール用の孔を開け、実際に挿入して空洞深度を測定します。

関連サイト