グラウト注入工事

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グラウト工事とは、建設・土木工事において空洞・空隙・隙間・目地・ひび割れなど補強・補修のために注入する流動性の液体(無収縮モルタル)のことです。補修のみならず、機械据付基礎や構造物の基礎・橋梁支承・鉄骨柱のベース下充填に無収縮モルタルを注入して行う施工方法があります。

施工例

種類

無収縮モルタルは、大きくわけて「グラウト」と「パッド」の2種類に分類できます。

グラウトは、トロトロの液体状で隙間を充填するためのもので、パッドは硬く練って機械据付時のパッド作成などに利用されます。

流動性が高く隙間を充填する「グラウト」

硬く練って機械据付ができる「パット」

特長

  • 流動性が優れており、空隙のない完全なグラウトが可能
  • 空隙の発生を招くブリーディング現象がなく、適度の膨張性と長期に安定した無収縮により、沈下・収縮を防ぎ構造物との付着性を高める
  • 若材齢より高い強度を有し、長期強度の発現性に優れ、適正な養生により、打設後1日~3日で実用強度を取得
  • 高温時(35℃)~寒冷時(5℃)の厳しい外気下においても品質を保持
  • 優れた品質と良好な施工性から総合的に工事費を削減する経済性

用途

  • コンクリートの空洞、空隙、隙間などを埋めるため、グラウト材(無収縮モルタル)を圧入・注入・流し込みにて充填
  • 耐震補強工事の「RC造耐震壁による補強」「鉄骨ブレースによる補強」「柱の鋼鉄巻き補強」での既存コンクリートと補強部材の接合
  • 逆打ち工法・機械基礎・鉄骨ベース・橋梁支承・アンカー固定・各種コンクリート接合部・各種土木建築工事・各種改修工事

対象物

  • ダム・トンネル・岩盤の亀裂注入
  • 橋梁支承・鉄骨基礎・機械ベースなどの充填工事
  • アンカーボルトの固定・コンクリートの逆打ち・逆巻工法における上部充填工事
  • 建設工事のパネル版接合部・基礎パイプ・孔の充填など高強度を必要とする充填工事用など

RC造耐震壁補強のグラウト注入

耐震壁を増設(新設)する方法と既存の耐震壁に増打ちしグラウトで一体化させる補強方法です。

RC造耐震壁による補強

施工例

動画

鉄骨ブレース補強のグラウト注入

既存RC造の骨組みを鉄骨ブレースで補強し、RC造骨組みと鉄骨系部材をグラウト材(無収縮モルタル)で接合し補強します。

鉄骨ブレースによる補強

施工例

柱の鋼板巻き補強のグラウト注入

既存柱の周辺に鋼板を巻立て内部にグラウト材(無収縮モルタル)を充填し補強します。柱のせん断耐力を増大させることにより変形能力の向上を図ることと、 既存柱への拘束効果により軸耐力の増大を図ることができます。

柱の鋼鉄巻き補強

施工例

関連リンク