鋼製ブラケットなどの落橋防止装置や変位制限装置を橋台や橋脚に設置する際に用いられる、アンカーボルトの施工後の埋込み長さの確認のために行われる試験です。 超音波探傷器を使用し、対象構造物に超音波を放射し、はね返ってきた音波の波形で測定します。
施工例
橋梁に設置されたアンカーボルトの埋込み長さ試験
規格と資格
超音波探傷器によるボルト長さ測定は、JIS-Z-2355『超音波パルス反射法による厚さ測定方法』という適用規格に沿って行われ、測定はJIS-Z-2305レベル2以上の資格保有者が行います。
特長
- 超音波探傷器を使用し、対象構造物に超音波を放射し、はね返ってきた音波の波形で測定
図:超音波探傷試験の概要
用途
- アンカーボルトの施工後の埋込み長さの確認
- 溶接部のキズや空洞の有無試験
- 二振動子型探触子「二振動子型」を使用して、配管の肉厚の高精度測定
対象物
- 鋼製ブラケットなどの落楕防止装置や変位制限装置を橋台や橋脚に設置する際に用いられるアンカーボルト
- あらゆる金属溶接部のきず有無の確認
- パイプ・チューブ・タンク・圧力容器・船体などの肉厚計測
機械種類
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デジタル超音波探傷器 UI-S7a