日本建築仕上学会認定の試験機を使用して試験対象物にアタッチメントを貼付して引張り剥がれるまで荷重をかけて行う破壊試験です。剥がれた時の界面状態や荷重を記録して報告を行います。
施工例
付着力試験
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外壁タイルの付着力試験
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界面限界を超えるまで荷重をかける
天井に樹脂で固着した繊維シート接着力試験
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固着した繊維シート仕上材の四方に切り込みを入れ試験機を設置
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固着した繊維シートに荷重をかけて付着力試験
特長
- 仕上材の付着強さや破断面の位置によって、改修方法が異なるため付着強さの測定は重要な試験
- タイルやモルタル塗りの外壁では、剥離の発生した剥落防止は、アンカーピンニングなどの施工を行うが、剥離のない部分は付着強さが剥離のしやすさに大きく関係
用途
- 塗装面の付着力の試験
- 改修工事にあたって既存塗り重ねが可能かを判定
- 接着剤の界面状態や荷重の試験
対象物
- 外壁仕上げの改修
- 建築物の外壁塗膜試験
- 接着剤の界面状態や荷重の調査
試験方法
試験対象に接着剤で治具を固定し、接着剤が乾燥したらそのフィラーアタッチメントまわり四方に切り込みを入れて、治具が剥がれるまで引張り、荷重を記録します。