塗膜下地との密着度を試験
耐久性の高いコンクリート構造物でも、使用状況による人的要因と風雨などの外的要因により、素材の強度や性能に劣化が発生します。 旧塗膜の種別や状況を認識すると同時に、塗膜の持つべき下地との密着の度合いがどの程度保全されているかを知ることができます。
試験手順
塗膜の持つ重要機能である下地との密着を調査- アタッチメントをエポキシ樹脂系接着剤を練合わせ接着し貼付します。
1アタッチメントの接着
- ダイヤモンドカッターにてアタッチメント周辺を母材に達するまで切込みを入れます。
2母材への切込み
- アタッチメントに試験機を取付けます。
3試験機の設置
- センサのゼロ調整を行い、必要に応じて調整ナットで調整して初期荷重をかけます。
4初期設定の調整
- 油圧ポンプにて荷重をかけ、データを採取します。
5データの採取
- 試験機本体の表示部より荷重を読取ります。
6荷重の記録
- 確認荷重に達したらコンクリート・アンカー定着部に異常がないかを確認し試験を終了します。