ウォータージェット工事
床版斫りロボット(コンクリート除去処理装置) デモンストレーション動画
従来工法とウォータージェット工法の比較
コンクリートの斫り前
コンクリートの斫り後
鉄筋の損傷なく除去が完了
斫り工法
床版斫りロボット(コンクリート除去処理装置)
令和6年度 国土交通省「推奨技術」として、ジェットマスターJMK-2100 が選定されています。
- 特長
-
- ロボットによる安定した斫り作業で、均一な仕上げ面を得ることができる
- 装置本体が軽量のため、既設コンクリートなどにダメージを与えない
- 用途
-
- 床版上面斫り
- PC床版貫通斫り
斫り(XY移動式)
- 特長
-
- X軸・Y軸方向をレール上で移動し、安定した斫りが可能
- 狭部専用装置では狭隘部の斫りが可能
- 用途
-
- 壁高欄斫り
- 橋台端部斫り
- 支承部周辺の斫り
斫り(ランスガン)
- 特長
-
- 選択的にノズルの移動を行い、狭隘部や複雑な面形状にも対応
- 斫りが不要な部位への噴射を回避
- 用途
-
- 床版裏面斫り
- 支承部周辺の斫り
削孔工法
- 特長
-
- 鉄筋やPC鋼材を傷つけることなくコンクリートの削孔が可能
- 直径φ30㎜~φ250㎜に対応可能
- 用途
-
- 橋脚・橋台・PC桁の削孔
- 鋼材の位置が不明確な箇所での削孔
表面処理
- 特長
-
- 表面処理(表面塗膜や異物などの除去)を施すことで、新旧のコンクリート同士が一体化して付着力がアップ
- 強力吸引作業車に接続して塗膜や汚濁水を自動的に回収し、剥離や汚濁水の飛散を防ぐ
- 用途
-
- コンクリート片剥落防止対策の表面処理
- 船体塗膜剥離・石油タンク・ガスタンクの塗膜剥離
マリンブラストを使った塗膜の除去
仕上塗材の除去には、マリンブラストと呼ばれる機械を使用します。 塗膜片とノロ水を剥離と同時に吸引し、飛散を防ぎます。
剥離工法
- 特長
-
- 重量62.6kgのコンパクト設計
- 重複数のノズルが配置されたバーを回転させて高圧水を噴射すると同時に汚濁水を回収
- 用途
-
- 空港内における区画線や道路上の白線の剥離除去
- 汚れ落ちの困難な床、デッキなどのクリーニング
ウォータージェット工法の基本機器構成(車両構成)
給水用の「給水車」や超高圧水を発生させる「超高圧ポンプ車」、高所作業を行う際に足場となる「高所作業車」、特殊な吸引能力を発揮する「強力吸引車」、規制材の運搬を行う「標識車」など、工事において複数の専用車両が必要となります。
ウォータージェット工法で発生する濁水処理の流れ
吸引した汚濁水は、施工対象の劣化によりアルカリ性に変化している可能性があります。そのままの状態で排水すれば、環境汚染に繋がりかねません。汚濁水の中和処理が確実にできていないと再利用や排水・放水ができません。
※汚濁水処理については事前に発注者の承認が必要です。
ウォータージェット作業に関する安全講習およびハンドガン安全操作講習
弊社が加盟している「日本ウォータージェット施工協会」主催の講習会に参加しました。
2025年4月19日 (土) 第23回 ウォータージェット作業に関する安全講習
2025年4月20日 (日) 第23回 ハンドガン安全操作講習(実技講習)
1日目はウォータージェット工法の基礎知識やハンドガン・超高圧水発生装置・保護具などの取扱いおよび使用上の注意に関する講習を受けました。2日目には試供体を使ったハンドガン(回転式)の実技試験を行い、指導員の方々より適切な指導を受けました。「日本ウォータージェット施工協会」では、ウォータージェット工法の普及や安全に対する意識向上に向けた講習会やイベントが随時開催されており、弊社ではこのような講習会には積極的に参加することで、従業員の安全に対する意識向上を図りながら、今後も事故・災害防止に邁進していきます。