耐震補強接合アンカー工法(ディスクシアキー工法)とは
従来のあと施工アンカー工法には、振動・騒音や諸問題から耐震補強の実施が困難な場合がありました。 しかし、「耐震補強接合アンカー工法(ディスクシアキー工法)」では、コンクリート強度が基準に満たない場合であっても高いせん断耐力と剛性を発揮し、低振動・低騒音での施工が可能になりました。
施工例
削孔
樹脂の除去・清掃
高ナット締めつけ
動画
特長
- コンクリートかぶり厚さが100mm程度のSRC造建物にも適用が可能
- ディスクシアキー1個あたりのせん断耐力が高いため、アンカー設置個数の低減を実現
- 既存躯体の目荒しが不要で作業効率が向上
- 穿孔作業と溝掘り作業に「コアドリル」を使用するため、低振動・低騒音工事が可能
- 様々な内側耐震補強に、幅広く適用することが可能
構造
ディスクシアキーは、埋込み型のディスクと拡張機能を有するアンカーボルトを併用した複合型の接合部材です。
適用方法
既存架構の構面内に、鉄骨枠付きの耐震補強架構を配置する構法に適用するものです。耐震補強架構(鉄骨ブレースを使用したものなど)・制震補強架構(油圧ダンパーを使用たものなど)・さらに補強璧にディスクシアキーを適用することが可能です。
設置状況
ディスクシアキーは1個当たりのせん断耐力が高いため、在来工法と比べるとその設置個数を1/6程度まで減らすことが可能です。