劣化部を斫り取り、ポリマーセメント系材料をコテ塗りで仕上げる左官工法、欠損部周辺に型枠を設置してグラウト材を注入・固着するグラウト工法やポリマーセメント系材料などを圧縮空気で吹付けることで断面部を修復する工法のご案内しています。
左官工法
コンクリート構造物の劣化により欠落した部分を斫り、ポリマーセメント系材料のコテ塗り左官仕上げにて断面を修復する工法です。
施工例
剥離欠損部にコテ塗り左官仕上げにて修復
欠落した部分をきれいに斫りコテ塗にて修復
特長
- 補修する範囲が小さい場合には左官工法の修復
- 適切な断面修復材を用い、さらに表面被覆を施すことで劣化の進行を防止し、圧縮強度・曲げ強度を向上
用途
- ジャンカなどの初期欠陥
- 塩害、中性化などの劣化、衝突などによる部分的断面欠損
グラウト充填工法
劣化部を斫りその周囲に型枠を設置してグラウト注入することで断面を修復する工法です。
施工例
型枠を設置してグラウト材を充填注入
補修する部位が大き場合も充填工法で補修
特長
- 剥離欠損した断面の回復
- 劣化因子を含んだコンクリートの打替え
- 大きな断面欠損に対し、型枠を設置して注入材の充填によって、健全な断面を回復
用途
- 塩分を多く含んだコンクリートの打ち替え
- 塩害劣化部の断面修復
吹付け工法
劣化部を斫りポリマーセメント系材料などを圧縮空気で吹付けることにより断面部を修復する工法です。
施工例
接着材もしくはプライマー材の吹付け
増厚材のポリマーセメント系材料を吹付け
特長
- 剥離欠損した断面の回復
- 劣化因子を含んだコンクリートの打替え
- 大きな断面欠損に対し、型枠を設置して注入材の充填によって、健全な断面を回復
用途
- 塩分を多く含んだコンクリートの打ち替え
- 塩害劣化部の断面修復