現在、国内の道路橋が約70万橋あり10年後には建設後50年を経過する老朽橋が4割以上になると見込まれています。これからも橋梁を供用し続けるためには、適切に点検をして予防保全的な補修・補強を行い、橋梁の寿命を延ばしていく維持管理が必要です。補強工法の選定については、既存の橋脚が保有している耐震性レベルや橋梁の立地条件、補強後の維持管理性などを考慮した上で適切な工法を選択する必要があります。
橋梁の耐震補強工法
橋脚巻立て補強工法
既存鉄筋コンクリートに、連続繊維シートや鋼板を張り合わせて接着させる工法や補強鉄筋を沿わせコンクリートを打設したりポリマーモルタルを吹付け補強する工法です。
RC巻立て補強工法
鋼板巻立て補強工法
炭素繊維シート巻立て補強工法
床版下面補強工法
床版の下面に連続繊維シートや鋼板を接着させたり、補強鉄筋を沿わせポリマーモルタルを吹付けることで床版と一体化させる工法です。
床版下面補強増厚工法（吹付け工法）
床版下面補強増厚工法（左官工法）
床版下面補強増厚工法 完成
落橋防止装置工法
地震などによって上部構造が落下することを防止するため、橋台に鉄筋コンクリートを拡幅したり、鋼製ブラケット突起を設ける工法です。
PCケーブル連結工法
鉄筋コンクリート拡幅工法
鋼製ブラケット設置工法
支承取替工法
鋼製支承をゴム支承への取替えを行い橋梁の耐震性能確保を図る目的の工法です。
