耐震補強工事現場の問題を解決
ディスクシアキー工法の適用範囲は、「内付け補強」から「外付け補強」まで、構造物の耐震改修に適用が可能です。 特に、補強部材の間接接合で難しいとされていた「SRC造建築物」や「コンクリート強度の低い建築物」に適用できる画期的な接合部材です。 強度型の鉄骨ブレース・制震ブレース・耐震壁補強などの各種補強工法に適用でき、低コスト・短工期・低騒音での耐震補強工事を実現します。
WORKS
専門工種施工 あと施工アンカー工事
既存躯体と耐震補強部材を接続する接合方法です。
従来のあと施工アンカー工法では、施工につきものの振動・騒音の問題、さらに鉄筋コンクリート構造物を対象とする場合に規定の埋込み深さ・コンクリート強度が基準未満などの問題により耐震補強の実施が困難な場合がありました。
しかし、このディスクシアキー工法では、コンクリート強度が基準に満たない場合であっても高いせん断耐力と剛性を発揮し、低振動・低騒音での施工が可能となり、上記問題を解決することができます。
ディスクシアキー工法の適用範囲は、「内付け補強」から「外付け補強」まで、構造物の耐震改修に適用が可能です。 特に、補強部材の間接接合で難しいとされていた「SRC造建築物」や「コンクリート強度の低い建築物」に適用できる画期的な接合部材です。 強度型の鉄骨ブレース・制震ブレース・耐震壁補強などの各種補強工法に適用でき、低コスト・短工期・低騒音での耐震補強工事を実現します。
コンクリートに広い支圧面積で抵抗することにより、高い耐力と剛性を発揮します。設計時のせん断耐力はあと施工アンカーに比べ約4〜6倍(※)であり、
施工数量の低減が可能です。また、施工時の騒音の低減が期待できるとともに、工期短縮などによるコストダウンにも寄与します。
※ディスクシアキーのせん断耐力は既存躯体のコンクリート強度に比例します。
目荒し作業(仕上げ・モルタル除去などを除く)が不要で、騒音を低減するとともに粉塵の発生を抑制します。穿孔作業にコアドリルを使用するため、 ハンマードリルを用いる従来工法に比べて最大で30dBの騒音低減が実現しました。
ディスクシアキー工法は既存架構の構面内に、鉄骨枠付きの耐震補強架構を配置する工法に適用します。
上記以外にも、鉄骨ブレースを用いた補強や油圧ダンパーを用いた補強など、さらには補強壁にこの工法を適用することができます。
【注意事項】
- 穿孔長は有効埋込み深さ以上とします。
- ドリルビットは、使用するディスクシアキーのアンカーボルト径にあった径のものを用います。
【注意事項】
- 施工者は日本建築あと施工アンカー協会(JCAA)の施工有資格者で、且つ技術性能評価取得会社の技術講習を受けたものとします。
- 穿孔する際は保護具(安全帽・防塵メガネ・防塵マスクなど)を使用します。
- 位置出しに鉄筋やその他の埋設物により有効埋込み深さを確保できないなどの諸問題があった場合には、耐震補強工事管理者と協議して指示を受けます。
- 再施工位置は、旧孔の影響がないように別位置に再度穿孔を行います。旧孔にグラウト(無収縮モルタル)などを充填し補修をします。
【注意事項】
- 孔内の清掃を行わないとアンカーボルトの引張性能とせん断性能が低下しますので清掃を念入りに行います。
- 現場環境の配慮と品質の安定から、清掃工具は集塵機・ナイロンブラシなど(ワイヤーブラシ)を使用します。
- ダイヤモンドコアによる穿孔では、孔内に泥水がある場合は十分な水量で洗流すなどの処理をした上で孔内の水を取除きます。
- 氷点下で施工する場合は孔壁に霜が付着するため、ワイヤーブラシを用います。
【注意事項】
- 穿孔深さが規定値であるか確認します。
- 測定方法として、コンベックスおよびその他の測定器具を用います。
- 規定の埋込み長さが確保されていないと引張性能とせん断性能が十分発揮されないので注意します。
- 穿孔深さが深かった場合でも、アンカーボルトの埋込み長さを変更せずに施工します。接着剤注入の際には必要接着剤量に注意します。
【注意事項】
- 埋設鉄筋などにより規定の溝深さが確保できない場合は、監理者の指示を受け位置を変更します。
- 溝掘りを再施工し直す場合には、旧孔や旧溝の影響がないように配慮します。
- 規定の溝深さが確保されていないとディスクが設置できず、せん断性能が十分に発揮されないので注意します。
- 規定値より溝掘深さが深くなった場合は、接着剤注入時の必要接着剤量に注意します。
- 溝内に泥水がある場合は、十分な水量で洗流すなどの処理をした上で、孔内の水を取除きます。
【注意事項】
- 埋込み長さが規定値であることを確認します。
【注意事項】
- 打込み用冶具取付け後、打込み用冶具が最後まで締付けられていることを確認します。
[下向き施工の場合]
【注意事項】
- 施工者は日本建築あと施工アンカー協会(JCAA)の有資格者かつ技術性能評価取得会社の技術講習を受講した者であり、注入方式の作業を熟知した作業員が行います。
- 施工管理者は、技術性能評価取得会社の管理技術講習を受けたものとします。
- 保護具(安全帽・防塵メガネ・防塵マスクなど)を使用します。
- 注入の際、初めの樹脂は主剤と硬化剤の混合が不十分な樹脂が吐出されるため、注入開始前に専用ガンのトリガー回数3~4回分を目安として吐出し廃棄します。接着剤が未硬化となるため必ず行います。
- 可使時間(硬化反応が始まるまでの時間)を過ぎた接着剤は使用しません。
- 注入する際は、エアー(空気)が入らないように孔底から先端部をゆっくりと引き上げます。
【注意事項】
- 挿入の際には、保護具(安全帽、防塵メガネ、防塵マスクなど)を使用します。
- 挿入の際には、空気の巻き込み防止のためゆっくりと回しながら押込みます。
- ディスクが確実に設置されるようにしっかりと押込みます。押込みが不十分な場合、ディスクならびにアンカーボルトの埋込み長さが確保できなくなるため注意します。
【注意事項】
- 打込む前に、高ナットとディスクが接していることを確認します。
- 打込み後、打込み用ピンの頭部が打込み冶具の頂部に接していることを目視で確認します。
【注意事項】
- ディスクを確実に設置するため、高ナットを確実に締付けします。
- 高ナットのめねじ部に接着剤が付着すると接続ボルトの取付けができなくなるため、余剰接着剤の除去の際には十分に注意します。
【注意事項】
- ディスクシアキーの強度に影響を与えない程度で接触試験を行います。
【注意事項】
- ディスクシアキーの強度に影響を与えない程度で打診試験を行います。
【試験装置の設置と載荷方法】
【試験数量】
【確認荷重】
【不合格の場合の対処法】