ひび割れのパターンから総合的に判断して原因を推定
ひび割れの発生パターン(発生時期・規則性・形態)・コンクリート変形要因(収縮性・膨張性・その他)・配合(富配合・貧配合)・気象条件(気温・湿度)などを総合的に判断して、原因を推定することができます。
WORKS
外壁修繕補修工事 外壁劣化調査
構造物の外壁・内壁などに発生したひび割れや亀裂を目視し、クラックスケールにて壁表面を計測します。
鉄筋コンクリート構造物は健全なものでも、年数が経過すればある程度のひび割れは避けられません。
目視観察の箇所は、天井点検口・パイプスペースなどからの構造躯体コンクリート面の観察が望ましいですが、
構造躯体を直接に観察できない場合には仕上げ面から観察することになります。
ひび割れは、多くの原因が複雑に絡んで生じます。
構造ひび割れ(せん断ひび割れ・曲げひび割れ)によるものか、変形(不同沈下など)によるものか、
乾燥収縮・劣化によるものかは、目視観察によりある程度の判断は可能です。
調査結果はクラックスケールや目視などにより、ひび割れ幅・長さ・原因を想定し軸組図に記入していきます。
構造的に重要な影響を与えるような多くのひび割れが観察された場合は、別途詳細なひび割れ調査を行う必要があります。
ひび割れの発生パターン(発生時期・規則性・形態)・コンクリート変形要因(収縮性・膨張性・その他)・配合(富配合・貧配合)・気象条件(気温・湿度)などを総合的に判断して、原因を推定することができます。