連続繊維(炭素繊維・アラミド繊維など)シートを樹脂で含浸・積層することで鋼板補強と同等以上の補強効果を発揮します。 コンクリート表面に含浸・積層するだけの簡単な工法ですが、強度は鉄の約10倍を誇り、しかも重量は約1/4で、かつ腐食しないという特性がある補強工法です。
施工例
-
炭素繊維シートの含浸・積層
-
炭素繊維シートの柱巻立て工法
-
連続繊維シートの剥落防止工法
特長
- 十分に樹脂を含浸した連続繊維シートの引張特性は、鋼板や鉄筋に比べ6倍~10倍の強度を誇り高補強強化を取得
- 比重が鉄の1/4~1/5と軽量
- 軽量の連続繊維シートを含浸・積層する軽作業だけで優れた補強効果を実現
- 重量物の運搬取付けや加工・溶接作業が不必要で無騒音
- 天井面や湾曲面に対する施工性が良く、構造物の種々形態に対して、幅広く補強工法が適用可能
- エポキシ樹脂と連続繊維シートの複合体ですので錆発生の心配がなく、優れた耐久性を発揮
連続繊維シートによる曲げ主筋の増設
用途
- コンクリート構造物のFRP補強
- 塩害被害コンクリート構造物や桟橋、河川構造物の保護補強
- 建築構造物の柱・壁・スラブの補強
- コンクリート構造物のひび割れ・剥落対策
対象物
- コンクリート橋梁・床版・橋脚などの耐震補強
- トンネル覆工
- 建築物の柱・梁・壁・床の補強
- 電柱・煙突など各種コンクリート構造物の補強・補修・劣化防止
基本的な連続繊維シートの種類と樹脂の組合せ
連続繊維シートと含浸接着樹脂の組み合わせにより、基本的には次の3種類
- 炭素繊維/エポキシ樹脂
- 炭素繊維/メタクリル樹脂
- アラミド繊維/エポキシ樹脂
連続繊維シート
三軸繊維シート接着工法(コンクリート片剥落防止工法)
施工例
-
ビニロン三軸ネット(三軸繊維シート)の貼付
-
含浸型エポキシ接着剤をローラーで上塗り
-
ビニロン三軸ネット(三軸繊維シート)の貼付完了
概要
コンクリート片剥落防止対策用連続繊維シート接着工法で、コンクリート片の剥落を防止するとともに、コンクリート構造物の耐久性向上を図ります。
特長
- 十分に樹脂を含浸した連続繊維シートの引張特性は、鋼板や鉄筋に比べ6倍~10倍の強度を誇り高補強強化を取得
- 特殊変性ポリウレア樹脂を用いて、コンクリート表面にビニロン製三軸ネットを接着し、コンクリート片の剥落を防止
- 強靭で透明なポリウレアウレタン樹脂を塗布するだけで可視化可能なクリアな皮膜を形成する画期的な剥落防止対策工法